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枯れてしまった花水木

                   Poohとの思い出 3;花水木が枯れてしまいました。

~Poohとの最後のお外での写真の思い出に新居に植えた花水木が枯れてしまいました。~

時系列でPoohの思い出を綴って行きたかったのですが、思いがけないハプニングが起こってしまい、2024年6月21日のお話をしたいと思います。

私は、桜より花水木が好きです。新垣 結衣さんが主演した花水木の映画で、最後に映った花水木がなんとも素晴らしく、その後長く過ごした東京の下町の犬との散歩道に沢山の花水木が植えられていて、春が来る度、幸せな気分でした。PoohとPuPuを連れて歩いては、『chi-chiは、桜より花水木が好きなの。』と説明していました。私の好きなある映画で、その木が私の行きたい国の州花と知ってからは、益々好きになりました。『家を建てたら私の家にも花水木!』と思っていました。

2022春、日に日に衰弱するPoohを連れて4月12日に獣医さんを受診しました。最後に先生に『もう諦めないとですかね。』と言った私に先生は、申し訳なさそうに頷かれました。その数日前に、少し遠周りの道にあるお気に入りの花水木が満開なのは確認していたので、カメラも持って行っていて、自転車の後部のカゴにPoohを寝かせ、掛け物もかけて向かいました。『もう立つ事が出来ないのにどうやって撮そう?』目的地に向かいながら悩んでいました。一つ踏切を超えた所に花水木はあるのですが、踏切が開く手前で2人の女性が横に並びました。『お願いするしかない!』と思い、踏切を超えた所で声を掛けました。『もう弱っていて、お座りで写真が撮れないんです。私が抱っこしている所を花水木をバックに撮って頂けませんか?』とお願いしました。快く引き受けて下さって、3枚撮って下さいました。目的地に向かう前のお二人だったので、すぐにカメラを受け取ろうとすると、『先ず、寝かせてあげて下さい。』とおっしゃって下さいました。そうさせて頂き、お礼を言ってカメラを受け取り、自転車に乗って戻りました。

戻る途中、自転車を漕ぎながらPoohに声を掛けました。『良かったね。行きたい国には連れて行ってあげられなかったけど、その国のお花の前で写真が撮れたから・・・ありがとう!』って言いました。もう本当に体力的には限界!の状況だったのですが、家に着いて抱き上げた時、『花水木の前で写真が撮れたから良いかな?』って囁いてくれた様に思いました。

Poohにとっては、全てやり終えた!という思いだったのでしょうか?次の日の夕飯から全く食べなくなってしまいました。お水はかろうじて飲んでいましたが、飲み上げようとすると口から漏れ出てしまう量も多くなって、実際余り飲めていなかったのかもしれません。お腹が空けば食べるかな?オヤツなら食べるかな?獣医さんにもう一度見てもらおうかな?etc.etc.頭の中がパニック状態で、受診してももう検査も可哀想だし・・・電話で問い合わせも躊躇して、1日、2日と経過してしまいました。次の食事こそ・・・という思いで、食事もオヤツも定時に準備しては空振りでした。

受診から3日目の朝を迎え、何とか目を覚まし、朝のオムツと洋服交換をしてお気に入りのクッションに眠らせました。やはり用意したご飯は食べず、大好きで飲んでいたけれど病気が悪化してから飲ませてあげられなかったR1をお皿に用意しました。抱っこして口の傍にお皿を持って行くと匂いを嗅いでビックリ。口を近付けて飲み始めてくれたんです。でも、お水と一緒で口から大半が漏れてしまい、ガックと肩を落としたのが判りました。私の指に付けて口元に運んでも舐めてもくれなくなってしまいました。もう嫌だろうなとは思ったのですが、『午後に先生に連絡して一度診てもらおうね。』と声を掛けました。私は、立ちたくて擦らせて擦りむけてしまった脚の保護に両脚の間に挟むクッションを朝から作っていました。もうすぐ出来上がる頃に『クー』と泣いたので、近付いて『もうすぐできるよ。待っててね!』と声を掛けました。数分後出来て、両脚の間に挟んだ時は息をしていました。少し時間が経過していたので、体位変換をしてクションを挟んだ時、浅い呼吸をしたかと思い、『今までと呼吸が違う!』と思い、胸を注意深く診ていたら、そのまま呼吸が止まってしまいました。慌てて体を擦り、『呼吸止めちゃダメ!息して、息して!』と叫んでしまいました。手持ちのステートを慌てて出して心拍と呼吸を確認するのですが、気持ちが焦っていて聞こえているのかどうかも判らず、抱き上げて体を擦り、叫び続けました。興奮状態で姪に電話をかけました。姪は、亡くなった知らせだと察知したのだと思います。勤務中なのに、出てくれました。私がパニック状態で話しかけてしまったので、『大丈夫!まだチッチのそばにいるよ。』と言ってくれました。少しずつ自分を取り戻し、亡くなったPoohをきちんとしてあげなければと思い出しました。Poohが亡くなったのは、『Poohの最期と向き合いたい!』と職を辞してからたった18日目の事でした。花水木の前で写真を撮ってからたった3日後の事でした。『何もしてあげられなかった!』という思いだけが遺りました。余りに短く、本当に静かに呆気ない最期でした。

まだPoohもPuPuも若い頃から、私は口癖の様に『広い庭の家を建てて、PuPuはそこでノーリードで走らせてあげて、私とPoohは二人乗りのブランコに乗って眺めてようね。』と話していました。『庭には花水木を植えたい!』とも話していました。亡くなる前には実現出来ませんでした。

家を建てる事が出来たのは、Poohが亡くなってから約1年が経過してからの事です。まだ建設中の裸の柱には『Pooh一緒に住もうね!』の文字を刻みました。庭には、花水木を是非にとお願いし植えました。私にとっては、Poohの代わりに日当たりの良い場所で、お気に入りのクッションで眠るのが何より好きだったPoohの願いを叶えてあげたいという思いでした。その花水木が枯れてしまい、私にとっては二度Poohを失った思いでいます。今は、少し落ち込んでいます。光の国のPoohはどんな思いでしょう?今は、『今度は必ず・・・』の思いで紫陽花の白いアナベルを準備しました。今度は必ず素敵な花を咲かせたいと思います。

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